2024年7月29日号>旅のキャンセル料 時代に則したルールづくりに向けて

2024.07.28 00:00

 JATAに寄せられる消費者の相談で多いのがキャンセル料に関するものです。ウェブで予約した航空券のキャンセル時に全額に近い取消料がかかったなどトラブルが頻発しているといいます。消費者庁はキャンセル料の高さややむを得ない事情でも少額しか戻らないなど過去1年間にキャンセルした消費者の6割近くが不満を感じている実態を踏まえ、キャンセル料のあり方について議論を始めました。損害の発生を前提としないキャンセル料設定も増えるなか標準旅行業約款を縛る平均的な損害も焦点です。

【特集】
 *旅のキャンセル料
  時代に則したルールづくりに向けて

 消費者庁がキャンセル料について実態把握と新たなルールづくりに動いている。昨年12月には解約料の実態に関する研究会を設置し、航空やホテルなどの事業者や業界団体からもヒアリングを重ねている。観光・旅行サービスのキャンセル料のあり方にも影響がありそうだ。

  ▽キャンセル料の実態と課題
  ▽キャンセル料を考える
   永山久徳(下電ホテルグループ代表)
   橋本亮一(ブルーム・アンド・グロウ代表取締役)
   中村哲(玉川大学観光学部教授)


論文
 *生産性を高め、真に豊かで確固たる旅行産業を確立するために【2】
  佐藤英絵(ベルトラVELTRA.com事業管理課担当ダイレクター代理)

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誌上セミナー
 *中国市場のトレンド先取り深掘り
 『ハイキュー!!と趣味消費』

コラム
 *視座 柴崎聡(グローバルユースビューロー代表取締役社長)
 *未来社会への探究 山極壽一
 *デスティネーションマーケティングの現場から 村木智裕
 *トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
 *3万フィートのおもてなし 中西克吉
 *ビジネスパーソンの日々雑感 田中千恵子

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