2024年7月26日 1:11 PM
シンガポールに本社を置くファーイースト・ホスピタリティは7月1日、日本で3軒目となる「ファーイーストビレッジホテル東京有明」の運営を開始した。これに合わせて来日したアーサー·キョンCEOは、自社の成長戦略において重要市場と位置付ける日本で今後も積極的に展開する考えを示した。
3軒とも「ファーイーストビレッジ」のブランドで展開するが、新たに「ビレッジ」を中心に東京や大阪など大都市圏でホテルを増やす。現在の計約700室から約2000室までに拡大する計画だ。人材育成を行いながら、段階的に新ブランドを導入していく。
ビレッジは「ローカル(地元)のように過ごす」がコンセプト。地域の飲食店と提携して朝食の提供も行う。地域に密着したサービスは同社の特徴の1つで、社員は地域を実際に歩き、飲食店、アクティビティー、観光情報を収集し、定期的に共有している。
世界9カ国で5つのホテルブランドを展開する。「特にシンガポールでは予算に応じたホテルを提供でき、顧客に合ったローカルツアーも提供できる。教育旅行、スポーツ合宿のような学生旅行の利用も多い」(キョンCEO)
同社が提唱するサービスの「Far More」は、限られた予算や時間でもより多くのものを提供すること。こうしたポリシーを日本で訴求し、認知度の拡大を図る。
写真は来日したキョンCEO。困難を乗り越えてビジネスを築いた方法を綴った著書とともに。
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