韓国団体旅行の販売意欲促進へ JATA・KTOが共同でコンテスト
2024.07.22 00:00

JATA(日本旅行業協会)は韓国観光公社(KTO)と共同で、韓国への団体旅行の販売コンテストを実施する。好調な団体市場をさらに伸ばすとともに、営業担当者の販売意欲を高める狙いだ。
団体旅行は企画旅行に比べて動きが好調だが、JATAアウトバウンド促進協議会(JOTC)韓国ワーキンググループの本多寿彦座長(日本旅行海外旅行推進部部長)は「積極的に売っていこうという営業マンが出てきていない」と課題を示す。航空運賃の高騰や座席確保の難しさといった環境に加え、特に若手の場合、コロナ禍の数年間は渡航制限によって添乗や研修ができていないため、意識付けを図りたい考え。
24年1月1日から25年12月31日出発の受注型企画旅行と手配旅行が対象。修学旅行や企業MICEを含む。営業担当者1人で10人以上の団体旅行を2本以上送客することが条件で、全国を8エリアに分け、期間中に送客数が多い1~3位を表彰する。申し込み期限は24年10月31日まで。
早期の企画受注を促す狙いもある。KTOの金観美日本地域センター長兼東京支社長は座席確保の現状に関し、「韓国人の予約時期が日本人に比べてずっと早い」と早期化の必要性を指摘する。また、「韓国は変化が激しい国なので今を見ていただきたい」といい、韓国で実施する表彰式と晩さん会に受賞者を招き、希望する観光も提供する。
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