ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給

2024.07.22 00:00

インターパークトリプルのジュン・シン・エグゼクティブバイスプレジデント(左)とベルトラの二木社長

 ベルトラは、韓国の旅行・エンターテインメント産業大手インターパークトリプルと提携する。訪日韓国人旅行者に向けて、ベルトラが扱う日本国内ツアーやアクティビティー、交通チケットなど商品を供給する。

 戦略的パートナーシップ締結に向けた協議を開始するMOU(基本合意書)を交わした。主な柱は、国内商品の提供に加え、韓国人旅行者を対象にした共同企画商品の開発、地方路線を活用した地方都市への商品開発、地方都市でのK-POPイベントやコンサートの共同企画・開発。

 インターパークトリプルは、旅行やコンサートチケットなどを扱うプラットフォーム「インターパーク」とFIT 向け旅行プラットフォーム「トリプル」を運営する。日本は韓国のOTAにとって最大の海外旅行市場といい、今年は1000万人以上の訪日韓国人旅行者が見込めるなか、コンテンツの拡充で市場を上回る会社の成長を促したい考え。

 一方、ベルトラの二木渉代表取締役社長兼CEOは「インターパークトリプルは航空券予約でも韓国シェア最大であり、韓国からの旅行者誘致、特に地方路線開拓にはなくてはならない存在」とする。インターパークが日本に本格参入するに当たり、パートナーに選んでくれたことは「訪日事業拡大において非常に大きな意義がある」とコメントしている。