2024年5月12日 12:00 AM
今年の春闘は近年にないほど注目が集まっています。人手不足を背景に賃上げムードが高まり、労働組合の要求を上回る水準で合意するケースも出てきました。処遇の改善は人材獲得競争も相まって新入社員など若手に目が行きがちですが、60歳以上の社員に対しても雇用と労働条件の改善が進みつつあります。シニアと呼ぶこともはばかられるほど、人生100年時代のいま、活力みなぎるベテランは少なくありません。観光産業に愛情を持って長年従事してきた人々の活力をどう生かすか、大きなテーマです。
【特集】
*シニアの活力
企業と地域を助く
人手不足が深刻化するなか、シニア人材を確保しようと、定年後も働き続ける社員などの待遇を改善するケースが旅行業界で相次いでいる。労働市場で比重が高まる60歳以上が意欲を持って働ける環境をつくれるかどうか。企業の競争力を左右する課題となりつつある。
▽待遇見直し相次ぐ
▽春闘に見るシニア雇用
櫻田あすか(サービス・ツーリズム産業労働組合連合会会長)
▽若手育成への視点
黒須靖史(ステージアップ代表取締役)
▽旅行需要拡大への視点
安田亘宏(旅の創造研究所所長/浦和大学客員教授)
▽地域誘客への視点
澤柳正子(リクルートじゃらんリサーチセンター客員研究員)
誌上採録
*変革的旅行経験の最新研究動向
中島実穂氏(イデアラボ研究員)
注目のニュース
パッケージ離れで個人旅行手配に活路
国内産業の再飛躍へ長期戦略を
LGBTQ+への対応を宿に指南
外国人客の回復、好調維持
誌上セミナー
*海外の観光地域づくり
『CEOのリーダーシップ』
コラム
*視座 永山久徳(下電ホテルグループ代表)
*SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド 小林裕和
*シン・交通サービス論 成定竜一(高速バスマーケティング研究所代表)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*山田静のツレヅレナルママニ
*ビジネスパーソンの日々雑感 鎌田由美子
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