2023年12月10日 12:00 AM
世界最大級の宿泊予約サイトによる宿泊施設への支払い遅延問題。システムメンテナンスの影響から世界各地で同様のトラブルが起き、日本でも200軒近い宿泊施設で支払いの遅れが確認されたといいます。11月にはブッキング・ドットコムから遅延分の支払いは完了したと公表され、事態は沈静化しつつありますが、損害補償については明らかにされていません。今回の騒動には巨大なプラットフォーマーに依存する現代社会のリスクの一端を垣間見た気がします。業界の教訓を考えました。
【特集】
*支払い遅延トラブル
ブッキング・ドットコム問題から得た教訓
ブッキング・ドットコムの宿泊料金支払い遅延問題は宿泊施設による集団訴訟にまで発展した。オランダ本社の財務システムのメンテナンスの際に生じた不具合が発端とされる今回の騒動。宿泊ビジネス関係者にとっては、海外OTAとのビジネスに伴うリスクについてあらためて考えさせられる展開となった。
▽支払い遅延騒動を振り返る
▽ブッキング・ドットコム問題の教訓
荒木篤実(パクサヴィア創業パートナー)
永山久徳(下電ホテルグループ代表)
三浦雅生(弁護士)
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