2023年11月13日 12:00 AM
日本とASEAN各国の観光大臣特別対話が10月27~29日に都内で開かれ、持続可能な観光と相互交流をテーマに意見を交わした。斉藤鉄夫国土交通相が議長を務め、議論の成果を共同声明として取りまとめて採択した。
対話の目的は、両地域が課題とする持続可能な観光の実現と相互交流の促進に向けた認識の共有、観光分野で今後の協力関係の方向性を示すこと。
共同声明の中で、持続可能な観光とは、環境への影響を軽減するだけでなく地域経済・社会の持続可能性を高めるものであることを確認。その実現へ、革新的なマーケティング活動の促進、観光コンテンツ開発の重要性を再確認すること、CO2ネットゼロの達成に向けて観光産業の意識を高めることなどで合意した。
相互交流では、旅行者が安全に楽しめる環境整備の奨励、地方への誘客、多様な分野にわたる観光交流の拡大を図ることなどで合意した。
特別対話にはASEANからミャンマーを除く9カ国と、オブザーバーとして東ティモールが参加した。
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