2023年10月8日 12:00 AM
耳目を集める中国の訪日団体旅行解禁。しかし、すでに市場が個人旅行型に移行していたなかで、より注目すべきは航空券と宿泊をセットにした個人旅行の販売解禁。団体旅行の解禁はブースターとして期待されます。世間の関心を引き付けるのは福島原発の処理水放出とタイミングが合致したことが一因ですが、観光産業は浮沈の激しい市場特性に振り回されず腰を据えた向き合い方が求められます。中国の経済状況も日本の受け入れ体制もコロナ禍前とは異なります。空白を埋めアップデートしなければ。
【特集】
*中国市場が戻ってくる
求められる戦略のアップデート
中国は8月10日、日本への団体旅行を解禁した。他国に比べ、訪日旅行の戻りが大幅に遅れているなかでの朗報だ。福島原発の処理水放出による影響が懸念され、今後の動向は予断を許さないが、前向きの材料は少なくない。
▽中国市場にかかる期待と課題
▽アップデートへの視点
莫邦富(経済ジャーナリスト)
斉藤茂一(上海楽暇堂商務諮詢有限公司COO)
吉村久夫(帝京大学経済学部教授)
誌上採録
*熊野・伊勢の地域づくりと人材育成
橋川史宏氏(ツーリズムみはま理事)
注目のニュース
再発防止策、人の改革に重点
免税品の不正転売、官民が対策
ネット旅行予約のトラブル急増
羽田・福岡の19年超え続く
誌上セミナー
*海外の観光地域づくり
『アムステルダムの対策』
コラム
*視座 永山久徳(下電ホテルグループ代表)
*SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
*シン・交通サービス論 成定竜一(高速バスマーケティング研究所代表)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*山田静のツレヅレナルママニ
*ビジネスパーソンの日々雑感 鎌田由美子
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