2023年9月11日 1:07 PM
ニューカレドニア観光局は、日本でのプロモーションをマイルポストに委託して活動を再開以来、初となるメディア向けセミナーと懇親会を先ごろ開催した。本局から幹部が来日し、日本市場に対する期待と方針を語った。
同国最大の旅行市場はフランスで、それに次ぐオーストラリア、ニュージーランドからの渡航者は順調に回復しているが、アジアで一番重視する日本は旅行者数がまだ19年の30%程度にとどまっている。19年は約2万2000人が訪れ、同国に渡航する全旅行者の17%を占め、3位に付けていた。
来日したジュリー・ラ・ロンド総局長は「23年内に日本人渡航者を(19年比で)40~50%まで回復させることを目指している」と語った。19年並みの回復は25年と位置付け、東アジアで唯一直行便があり、歴史的にも関係の深い日本市場の回復に強い期待を寄せた。
今後、旅行会社と協力しながら、一般メディアへの露出を増やす取り組みを行うことも発表。ニューカレドニアの個性として、フランス文化とメラネシア文化が融合した「文化の多様性」を強調する。中高年向けには小説や映画でなじみのある「天国に一番近い島」の訴求を継続。一方、若い世代に向けては、南の島=ニューカレドニアを想起できるようなPRを実施する考えだ。
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