2023年8月20日 12:00 AM
観光白書に記された観光産業の雇用者報酬を見てがくぜんとしました。米国の半分に過ぎなかったからです。
記事を報じたところ、あるつぶやきが目に留まりました。給料が上がってもインフレが先行して恩恵を受けた感じがしない、サービスに対する金銭的価値を高めることを考えるのが一番というもの。
ならば、例えばサービスの対価を直接得るチップ制の導入などはあり得るのか。特集ではそんな問いかけをしてみました。
下電ホテルグループの永山久徳代表は議論を巻き起こす時と指摘しています。
【特集】
*稼ぐ力はいずこ
主要国との格差を縮めるために
日本の観光産業の稼ぐ力は、欧米の主要国に比べ大きく見劣りする――。そんな内容が観光白書に明記された。特に就労者の報酬の低さが目を引く。改善に向けて客単価の引き上げが必要とされるが、物価上昇率を上回る値上げや賃金改善は容易ではない。稼ぐ力について考える。
▽世界に劣る日本の稼ぐ力
▽格差の本質
塩谷英生(國學院大學観光まちづくり学部教授)
▽賃金上昇への問いかけ
Theme1 サービスを対価にできないか
永山久徳(下電ホテルグループ代表)
Theme2 提供価格を引き上げられるか
黒須靖史(ステージアップ代表取締役)
Theme3 キャリアプランをどう提示するか
二木渉(ベルトラ代表取締役社長兼CEO)
独自調査
*2023年夏期日本発航空座席調査
水際対策終了で昨夏4倍超の85万席
注目のニュース
山梨県、安全な富士登山に協力要請
エアージャパン、訪日客に照準
コロナ禍で旅行への思いに変化
6月の百貨店外客売上4.2倍
誌上セミナー
*今日からできる120%予算達成術
『リアル旅行店舗のあり方』
コラム
*視座 髙橋伸佳(JTB総合研究所ヘルスツーリズム研究所ファウンダー)
*観光学の扉 鮫島卓
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*ビジネスパーソンの日々雑感 板村康
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