Travel Journal Online

龍名館ホールディングス、CO2削減目標で国際認定取得 国内ホテルで初

2023年6月26日 12:00 AM

 龍名館ホールディングス(HD)は展開するホテルとレストラン計6軒について、30年までの温室効果ガス削減目標を策定し、国際機関SBTイニシアチブから認定を取得した。国内のホテル・レストラン業では初めて。

 同社はグループ企業を含めた事業に関連する温室効果ガス排出量を、21年度を基準に42%削減するなどの目標を掲げた。主に電力使用や自社での燃料使用を抑えて達成を目指す。

 SBT(Science Based Targets)は、パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標。年間4.2%以上の削減を目安に5~10年先の目標を定める。認定されれば、パリ協定に整合する持続可能な企業としてアピールできるため、取得する国内企業は近年急増している。

 環境省によれば、3月1日時点で369社とこの1年で2.3倍。ANAホールディングスが昨年、アジアの航空会社で初めて取得した。

【あわせて読みたい】宿泊業のSDGs、実施率38% ノウハウ不足等に起因 矢野経済研究所調査[1] ツーリズムのグラスゴー宣言 気候変動対策が本格始動[2]

Endnotes:
  1. 宿泊業のSDGs、実施率38% ノウハウ不足等に起因 矢野経済研究所調査: https://www.tjnet.co.jp/2022/01/17/%e5%ae%bf%e6%b3%8a%e6%a5%ad%e3%81%aesdgs%e3%80%81%e5%ae%9f%e6%96%bd%e7%8e%8738%ef%bc%85%e3%80%80%e3%83%8e%e3%82%a6%e3%83%8f%e3%82%a6%e4%b8%8d%e8%b6%b3%e7%ad%89%e3%81%ab%e8%b5%b7%e5%9b%a0%e3%80%80/
  2. ツーリズムのグラスゴー宣言 気候変動対策が本格始動: https://www.tjnet.co.jp/2022/03/14/%e3%83%84%e3%83%bc%e3%83%aa%e3%82%ba%e3%83%a0%e3%81%ae%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%82%b4%e3%83%bc%e5%ae%a3%e8%a8%80%e3%80%80%e6%b0%97%e5%80%99%e5%a4%89%e5%8b%95%e5%af%be%e7%ad%96%e3%81%8c%e6%9c%ac/