2023年5月22日 12:00 AM
厚生労働省富山労働局は、富山県砺波市の第2種旅行会社である日本海ツーリストが新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金で約6800万円を不正に受給していたと発表した。00年4月から02年4月までの間、従業員が休業していないにもかかわらず、休業したとする虚偽の申請を繰り返していた。受給した助成金は全額返還済み。
同社の手続きに関する情報収集と立ち入り検査を行って発覚した。富山労働局は、緊急対応として申請・支給要件緩和の特例措置が行われたなかで、不正を見抜けなかったとしている。
富山県内で新型コロナ関連での雇調金の不正受給はこれまでに19件だが、日本海ツーリストの事案が最も金額が多く、社名公表に踏み切った。
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