2023年1月22日 12:00 AM
不便で良かったこと、不便でなくては駄目なことを「不便益」と提唱するのが京都先端科学大学の川上浩司教授です。不便益システム研究所を立ち上げ、「富士山の頂上に登るのは大変だろうと頂上までエレベーターを作ったらどうでしょうか」と問いかけます。
確かに私たちは簡単便利な社会を追い求め続けてきましたが、代償として失ったものも大きいはず。その反動からか今年は不便益を求める旅がトレンドになるとの予測もあります。
特集では川上教授とともに旅の不便益について考えました。
【特集】
*旅の不便益
簡単便利を求める時代に浮上するニーズ
合理性を追求して発展してきた人間社会には、簡単で安くて便利なサービスがあふれている。しかしいま、あえて不便さの中に益を見いだす不便益という考え方が注目されている。そんな不便益という発想が旅行の分野にも広がる兆しが表れている。
▽トレンドは不便益
▽不便益の本質
川上浩司(京都先端科学大学工学部教授)
▽不便益な旅のヒント
鮫島卓(駒沢女子大学観光文化学類准教授)
橋本亮一(ブルーム・アンド・グロウ代表取締役)
黒須靖史(ステージアップ代表取締役)
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