2022年9月13日 10:35 AM
タイに本社を置くクロスホテルズ・アンド・リゾーツのハリー・サリワルCEOが先ごろ来日し、都内で投資家との関係強化を図るため、ホテル開発セミナーを開催した。日本での開催は初めて。同社はタイやインドネシアなど東南アジアを中心に直営やフランチャイズ形式で複数のホテルブランドを展開し、日本にも意欲を見せている。
サリワルCEOは今回の目的について、「セミナーの開催とともに新たな投資の可能性のある日本各地を訪問し、マーケティングを行うこと」と語り、「日本の投資家からも相談や提案を多くもらっている」という。コロナ禍の中でも自社ブランドを増やし、沖縄にブランドの1つ「AWAY」を冠したアウェイ沖縄古宇利島リゾートを21年7月に開業した。このほか、個人経営のホテルを改修して個性あるホテルにリブランディングする新ブランド「クロス・コレクション」も東南アジアで開業が続いている。
サリワルCEOは自社ブランドの魅力について、世界中で流行しているカルチャー、非日常的体験、ウエルネスなどの体験がどのホテルでも可能な点、食事時間を自由に設定できる点を挙げる。今後、ビーチリゾートや大都市圏で投資家を募り、新しいスタイルのホテルを展開していく方針だ。
なお、クロスホテルズは旅行大手の豪フライトセンター・トラベル・グループの子会社。
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