福島県磐梯町、地域デジタル通貨の運用開始 町民や観光客が利用

2022.08.08 00:00

磐梯山をモチーフにデザイン

 福島県磐梯町は地域デジタル通貨「ばんだいコイン」の運用を開始した。県内での運用は初めて。

 愛着を持って使用されるようにと、町民や観光客650人の投票により、アプリの名称や磐梯山をイメージしたデザインを決定した。アプリの決済音には、町内の幼稚園児らの声を採用している。

 コインは町内の加盟店舗のみで利用可能。1コイン1円相当として利用でき、チャージ金額に対して10%のポイントが付与される。町民だけでなく、年間120万人を数える観光客など、町外の人も利用できる。チャージは全国のセブン銀行ATMのほか、町内に設置されたチャージ機からも可能。

 22年度は実証事業として導入し、1億円のコインを流通させ、地域経済の活性化を目指す。今回の結果を検証したうえで、来年度以降の継続運用について検討する。

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