黒川温泉、入湯手形に地域通貨の新機能 デザインも刷新

2022.07.25 00:00

 熊本県の黒川温泉観光旅館協同組合は、露天風呂巡りの入湯手形の機能とデザインを刷新した。

 黒川温泉郷では、宿と里山の風景すべてを1つの旅館として捉え、各宿の露天風呂を自由に巡る入湯手形の仕組みを1986年にスタート。刷新はそれ以来で、新たな手形には温泉マークに循環を表す「巡」と「くろ川」の文字を表現した。旅館27カ所の露天風呂から、手形1枚(大人1300円)につき3カ所を選んで入浴できる。新たな機能として、そのうち1カ所は地域通貨として飲食や土産物の購入に利用できるようにした。

 利用するごとに各旅館オリジナルデザインの判子を押印する。湯巡りを楽しみながら自分だけの手形にカスタマイズし、旅の記念に持ち帰ることもできる。手形の売り上げの1%は地域の資源保全に還元する。

関連キーワード