身延町で課題解決と人材育成プロジェクト 森の学び舎、農業の6次化通じ
2022.06.13 00:00
山梨県身延町の町おこしを行う合同会社森の学び舎は、農業を通じて次世代の育成と地域課題解決を目指すプロジェクトを6月から開始した。地域住民と行政が一体となり人材を育成する新たな試みで、初回テーマは町の特産品であるあけぼの大豆の6次化デザイン。机上だけでなく、生産者と2拠点体験を通して大豆作りを学ぶ。
プログラムは全6回。半年間かけて農業、商品開発、事業計画をデザインし、東京でテストマーケティングを行い、最終回に望月幹也町長に直接プレゼンテーションする。受講生が起案した商品を試作し、テスト販売を行うまで町側がフォローするほか、町内の農地や空き家も紹介する。起業支援として最大300万円の補助制度も設けた。
町側は関係人口創出や広報、移住、起業などに期待。受講者にとっては、町から認定を得ることで今後の活動がしやすくなるとみる。森の学び舎は身延町を皮切りに地域創生を担う6次化デザイナーを育成していく。
関連キーワード
カテゴリ#地域の観光#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
<PR>ウェルネス・観光の展示会を開催 5月に東京ビッグサイトで
-
ウポポイが冬の教育旅行開発へ 探究型プログラムで主体的な気づき
-
GWの海外旅行どこまで回復? 「まだ5割」の声多く JTB推計は9割水準
-
大阪万博を商機に 地方への動線をどう描くか
-
免税売上高比率、初の1割超え 百貨店の2月実績 春節効果も
-
旅行業の倒産、2年ぶり増加 23年度 小規模3倍で地方に波及
-
海外旅行意欲、諸外国と乖離 アメックス調査 24年も行き先は国内が主流
-
添乗員平均年齢、10年で10歳上昇 人口も減少止まらず 待遇改善が喫緊の課題
-
ANAが新興企業向けファンド 空飛ぶクルマやNFTなどに投資
-
八重山全域でタッチ決済導入 路線バスや船舶も ANAペイは空から陸・海まで