SAGOJO、ウクライナの芸術家を支援 地域事業者と活動拠点探し

2022.05.30 00:00

 旅人と地域のマッチングプラットフォームを運営するSAGOJOは非営利団体ミラゾムと共同で、ウクライナのアーティストを支援するプロジェクトを立ち上げた。その一環として5月19日にチャリティートークライブ「記憶を未来へ」を都内で開催し、その模様をオンラインで配信した。

 歴史的建造物や文化財が戦争によって破壊されていくなか、ウクライナの文化を未来に残すため活動を続けるアーティスト5人が参加した。ビジュアルアーティストのオリア・フェドロバさんは避難のため移動中の休憩地点からライブで参加。地雷の危険があり制作が制限される状況の下、「記憶を何とか未来へ伝えたい」と活動を続けてきたと話し、日本などに逃れて活動するアーティストたちも現状を報告した。

 活動拠点の紹介などを検討する白山市や京丹後市など5つの地域事業者も参加した。愛媛県西条市のNPO法人はウクライナ料理レストランを開業できる物件や住居を確保しているという。

 SAGOJOは「持続可能な取り組みとしてプロジェクトを継続していきたい」(須賀喬巳取締役)としている。

【あわせて読みたい】SKALインターナショナル東京、ウクライナに支援金贈呈

関連キーワード