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3月の百貨店外客売上高15%減 水際対策緩和も客数32.8%減

2022年5月30日 12:00 AM

 日本百貨店協会がまとめた3月の訪日外国人客の来店動向によると、調査対象88店舗の総売上高は前年同月比15.3%減の約47億円となった。2カ月連続のマイナス。政府は同月から、ビジネスと留学目的に限り外国人の新規入国を容認したが、購買客数は32.8%減の約9000人と目立った回復はみられなかった。

 売上高を品目別に見ると、一般物品が12.2%増の約41億円で全体の87.1%を占めた。消耗品は68.1%減の約6億円。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響が顕著になり始めた20年3月と比較すると、売上高は0.8%の微減。1人当たりの購買単価が当時の15万9000円から約49万5000円へ増加し、下支えした。ただし、購買客数は68.2%減と厳しい状況が続いている。

【あわせて読みたい】2月の百貨店外客売上高3.6%減 客数約4割減で6カ月ぶりマイナス[1]

Endnotes:
  1. 2月の百貨店外客売上高3.6%減 客数約4割減で6カ月ぶりマイナス: https://www.tjnet.co.jp/2022/04/25/2%e6%9c%88%e3%81%ae%e7%99%be%e8%b2%a8%e5%ba%97%e5%a4%96%e5%ae%a2%e5%a3%b2%e4%b8%8a%e9%ab%983-6%ef%bc%85%e6%b8%9b%e3%80%80%e5%ae%a2%e6%95%b0%e7%b4%844%e5%89%b2%e6%b8%9b%e3%81%a76%e3%82%ab%e6%9c%88/