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JAL、ESG戦略を成長の軸に 社会課題の解決や環境負荷軽減

2022年5月16日 12:00 AM

 JALグループは21~25年度中期経営計画の改定版に当たる「ローリングプラン2022」を策定した。環境、社会、企業統治を考慮するESG戦略を経営戦略の軸に据え、事業を通じた社会課題の解決と事業構造改革を加速する。

 地球環境問題への対応では、C02排出量の削減や使い捨てプラスチック・廃棄物の削減等に積極的に取り組む。省燃費のA350型機への更新を進めるほか、SAF(持続可能な代替航空燃料)の導入を拡大し、30年時点で全燃料搭載量の10%をSAFに置き換える。国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)が開かれる今年11月には、サステナブルなフライトを羽田/那覇間で運航する予定。CO2排出量ゼロ、使い捨てプラスチック廃棄ゼロを実現する。

 日常生活との関わりでは、環境に配慮した活動などでポイントが獲得できるマイレージプログラムを導入する。

 30年までの目標は、新規事業の売上高で19年比3000億円増、生産性向上による社員1人当たりの売上高30%増。なお、22年3月期は最終損失1775億円と2期連続赤字だが、前期から約1000億円縮小した。

【あわせて読みたい】国産SAF推進へ有志団体設立 NH・JLなど 航空の脱炭素化へ[1] 空港を太陽光発電の一大拠点に 国交省、脱炭素社会実現へ支援措置[2]

Endnotes:
  1. 国産SAF推進へ有志団体設立 NH・JLなど 航空の脱炭素化へ: https://www.tjnet.co.jp/2022/03/14/%e5%9b%bd%e7%94%a3saf%e6%8e%a8%e9%80%b2%e3%81%b8%e6%9c%89%e5%bf%97%e5%9b%a3%e4%bd%93%e8%a8%ad%e7%ab%8b%e3%80%80nh%e3%83%bbjl%e3%81%aa%e3%81%a9%e3%80%80%e8%88%aa%e7%a9%ba%e3%81%ae%e8%84%b1%e7%82%ad/
  2. 空港を太陽光発電の一大拠点に 国交省、脱炭素社会実現へ支援措置: https://www.tjnet.co.jp/2022/03/14/%e7%a9%ba%e6%b8%af%e3%82%92%e5%a4%aa%e9%99%bd%e5%85%89%e7%99%ba%e9%9b%bb%e3%81%ae%e4%b8%80%e5%a4%a7%e6%8b%a0%e7%82%b9%e3%81%ab%e3%80%80%e5%9b%bd%e4%ba%a4%e7%9c%81%e3%80%81%e8%84%b1%e7%82%ad%e7%b4%a0/