2022年5月9日 12:00 AM
豪法人旅行大手フライト・センター・トラベル・グループの主力事業部門FCMは、国境再開と主要アジア市場での規制緩和により、売上高がコロナ禍前の50%を超えた。シンガポールでの事業は3月が前年同月比62%増。
シンガポール政府は4月からワクチン接種完了者が検疫なしで入国できる「ワクチン接種旅行フレームワーク(VTL)」を開始しており、FCMアジアのベルトラン・サイエ・マネージングディレクターは「これがビジネスの著しい回復をもたらした転換点となった」と述べた。FCM は今後数カ月のうちに主要アジア市場の回復加速を期待している。香港や日本といった主要な法人旅行市場での規制緩和が予想されるためだ。
同社は21年度に全世界で14億ドル相当の新規事業を獲得し、スポティファイなどの顧客を得た。FCMアジアのティモシー・ウィリアムズ最高財務責任者は、「当四半期は100%の回復を達成し、コロナ禍前の水準より優れたパフォーマンスを示している。対面での商談への強いニーズの表れ」などと述べ、今後に期待を示した。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「FCM SEES STRONG RECOVERY FOR ASIA BUSINESS AS BORDERS REOPEN」[1]
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