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グローバルOTA、21年の広告費増加 エクスペディア41億ドル

2022年4月18日 12:00 AM

 大手OTA(オンライン旅行会社)の21年のマーケティング費用は、主要市場における渡航制限の緩和に合わせて急増した。

 ブッキング・ホールディングスはマーケティングに38億ドルを費やし、20年の22億ドルから増加した。19年には過去最高の49億8000万ドルを投じていた。21年第4四半期は約9億7400万ドルで、前年同期の3億8600万ドルから大幅に跳ね上がっている。

 エクスペディアグループも21年にマーケティング費用を急増し、ブッキング・ホールディングスを約3億ドル上回る41億ドルを投じ、前年比66%増となった。19年は60億ドルと過去最多を記録していた。

 エアビーアンドビーは21年の旅行回復期の初期段階を捉えようと、マーケティングに過去最高額を費やした。19億ドルを計上し、20年の12億ドル、19年の16億ドルを上回った。

 トリップドットコムグループは前年比12%増の7億7200万ドルに達した。上海を拠点とする同社は、国内事業では旅行が堅調に推移しているものの、国際的な渡航制限が完全回復の妨げとなっており、19年のマーケティング費13億ドルと大きな差がある。


この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「ONLINE TRAVEL GIANTS RAMPED UP MARKETING SPEND IN 2021」[1]

【あわせて読みたい】2大OTA、マーケティング費60億ドル減 21年は増加の可能性[2]

Endnotes:
  1. 「ONLINE TRAVEL GIANTS RAMPED UP MARKETING SPEND IN 2021」: https://www.phocuswire.com/Marketing-spend-2021-online-travel?oly_enc_id=7798E1381467C7B
  2. 2大OTA、マーケティング費60億ドル減 21年は増加の可能性: https://www.tjnet.co.jp/2021/03/22/2%e5%a4%a7ota%e3%80%81%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%82%b1%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e8%b2%bb60%e5%84%84%e3%83%89%e3%83%ab%e6%b8%9b%e3%80%8021%e5%b9%b4%e3%81%af%e5%a2%97%e5%8a%a0%e3%81%ae%e5%8f%af/