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カールソンやIATAもCO2排出量計算ツール開発 サステナブルな旅の選択支援

2022年4月18日 12:00 AM

 カールソン・ワゴンリー・トラベル(CWT)は、旅行者が環境に及ぼす影響を確認できるPOSカーボンフットプリントインディケーターを発売した。旅行管理プラットフォーム「myCWT」と持続可能な提案に1億ドルを投資するプロジェクトの一環。

 新興企業のトラストカーボンが提供する排出量データを使用する。モバイルとウェブサイトで予約時にCO2排出量を計算できるようにし、サステナブルな選択を支援する。トラストカーボンを創設したマーク・コーベット氏は、「販売時点で旅行者が排出量を確認できない場合、意思決定の要因にはならない。私たちは排出量データが財務データと並べて評価される世界へと急速に移行している」と述べている。

 一方、IATA(国際航空運送協会)は乗客1人当たりのCO2排出量を定量化する独自の計算機能を開発した。検証済みの航空会社の運用データに基づいて、旅行者、企業の旅行マネジャー、旅行会社に正確なCO2排出量情報を提供するもの。

 IATAのツールは、20の主要航空会社から成るワーキンググループで開発された。IATA旅客サービス会議の加盟航空会社によって承認されると、すべての乗客、航空会社、旅行・観光関係者が利用できるようになる。


この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「CWT, IATA INTRODUCE CARBON EMISSIONS CALCULATORS」[1]

【あわせて読みたい】米HISがCO2削減へ新ブランド、オフセット必要経費を自動計算[2] ツーリズムのグラスゴー宣言 気候変動対策が本格始動[3] CO2削減へ航空と旅行会社が協力 出張者向けプログラムなど 代替燃料の普及へ[4]

Endnotes:
  1. 「CWT, IATA INTRODUCE CARBON EMISSIONS CALCULATORS」: https://www.phocuswire.com/cwt-iata-introduce-carbon-emissions-calculators?utm_source=eNL&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=7798E1381467C7B
  2. 米HISがCO2削減へ新ブランド、オフセット必要経費を自動計算: https://www.tjnet.co.jp/2021/09/27/%e7%b1%b3his%e3%81%8cco2%e5%89%8a%e6%b8%9b%e3%81%b8%e6%96%b0%e3%83%96%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%89%e3%80%81%e3%82%aa%e3%83%95%e3%82%bb%e3%83%83%e3%83%88%e5%bf%85%e8%a6%81%e7%b5%8c%e8%b2%bb%e3%82%92/
  3. ツーリズムのグラスゴー宣言 気候変動対策が本格始動: https://www.tjnet.co.jp/2022/03/14/%e3%83%84%e3%83%bc%e3%83%aa%e3%82%ba%e3%83%a0%e3%81%ae%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%82%b4%e3%83%bc%e5%ae%a3%e8%a8%80%e3%80%80%e6%b0%97%e5%80%99%e5%a4%89%e5%8b%95%e5%af%be%e7%ad%96%e3%81%8c%e6%9c%ac/
  4. CO2削減へ航空と旅行会社が協力 出張者向けプログラムなど 代替燃料の普及へ: https://www.tjnet.co.jp/2021/11/08/co2%e5%89%8a%e6%b8%9b%e3%81%b8%e8%88%aa%e7%a9%ba%e3%81%a8%e6%97%85%e8%a1%8c%e4%bc%9a%e7%a4%be%e3%81%8c%e5%8d%94%e5%8a%9b%e3%80%80%e5%87%ba%e5%bc%b5%e8%80%85%e5%90%91%e3%81%91%e3%83%97%e3%83%ad/