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日本添乗サービス協会、添乗業務の線引き明確化へ 負担増に備え旅行業団体と協議

2022年4月11日 12:00 AM

三橋滋子会長

 日本添乗サービス協会(TCSA)はパッケージツアーの安心・安全対策に伴い添乗員の業務負担が増えることを見越し、旅行業界団体と添乗業務に関する合意形成とルールづくりに取り組む。22年度通常総会後に会見した三橋滋子会長が旅行の本格再開に向けて方針を示した。

 旅行者の新型コロナウイルス感染防止のため、ツアー中に求められる対応は増えている。三橋会長は「なんでも添乗員が担うのではなく旅行会社のサポートが必要」とし、線引きを明確にしたい考え。JATA(日本旅行業協会)などに協議を要望していく。

 海外旅行での添乗業務の復活に備え、ブラッシュアップやレベルアップの研修も実施する。海外添乗が約2年ほぼ発生していない状況で、会員からは不安の声が聞かれるという。研修はJATAや日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)などとも連携したい考えだ。

【あわせて読みたい】コロナ下でも添乗員の減少は最小限 TCSA調査、売り上げは大幅減[1]

Endnotes:
  1. コロナ下でも添乗員の減少は最小限 TCSA調査、売り上げは大幅減: https://www.tjnet.co.jp/2021/09/13/%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e4%b8%8b%e3%81%a7%e3%82%82%e6%b7%bb%e4%b9%97%e5%93%a1%e3%81%ae%e6%b8%9b%e5%b0%91%e3%81%af%e6%9c%80%e5%b0%8f%e9%99%90%e3%80%80tcsa%e8%aa%bf%e6%9f%bb%e3%80%80%e5%a3%b2/