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京の食路プロジェクトが始動 産学官で体験型コンテンツ開発 食文化の維持拡大

2022年2月14日 12:00 AM

 京都の食文化を活用し、さまざまな体験型コンテンツを開発する「京の食路プロジェクト」が始まった。産官学が連携し、食文化の維持・拡大を図るとともに生産者などを支え、地域経済の活性化につなげる狙い。

 大和学園が代表幹事を務め、京都信用金庫、祇園辻利、JTB、三菱地所などがメンバー。観光庁が採択した既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業(事業者連携型)128件のうち、学校法人を幹事とする唯一の事業。生産者や飲食店など食のプレイヤーを巻き込み、各種プログラムを展開していく。

 一例は、老舗と組んだ食の講習会、子供たちが考えた未来のご飯を大和学園の学生と一緒に再現するワークショップなど。京野菜の産地である大原で野菜の収穫や食事、周辺観光を楽しめるツアーも計画している。1月29日には日本茶を練りこんだパン作りなど8つの体験が可能なイベントを完全予約制で開催した。

 公式サイトではプロジェクトに込めた思いや各社のコンテンツやイベント情報を掲載。学生のブログなど内容を今後拡充していく。