ANAグループ、赤字大幅縮小 貨物好調で牽引 旅行事業は受託収入で業績改善

2022.02.07 00:00

 ANAホールディングスの22年3月期第3四半期(21年4~12月)連結決算は、売上高が前年同期比約1.4倍の7380億円となり、営業損失が3624億円から1158億円へ減少した。貨物収入が過去最高となり、業績回復に貢献した。同四半期(10~12月)では8四半期ぶりの営業黒字。緊急事態宣言の解除で国内線旅客収入がコロナ前の5割程度に回復。費用抑制も奏功した。

 旅行事業は売上高が4.4%減の345億円、営業損失は47億円から2億円に縮小した。旅行販売は減少したが、グループ内からデジタルマーケティング等の機能移管による受託収入が増えた。

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