釜石に新ワーケーション施設 市やDMCが開業、研究や提案の拠点に

2021.12.06 00:00

 岩手県釜石市に新たなワーケーション施設「Nemaru Port(ねまるポート)」が開業した。市、かまいしDMC、日鉄興和不動産、オフィス家具メーカーのオカムラの4者が、地方創生とこれからのワークスタイルの研究・提案を行うための施設。首都圏で働く人々の利用を想定している。

 地方サテライトオフィスの可能性を研究するとともに、ワーケーションプログラムを通じて釜石ならではの体験を提供し、地域活性化を図る。さまざまな市民・団体と連携し、個人や企業のビジネスチャンスの創出を支援する。

 「ねまる」とは釜石地方の方言で「ゆっくりしていく、家に寄っていく」という意味。地元の人々との交流を生む施設を目指して名付けた。

 施設内(写真)は5~10人の利用を想定したコンパクトな造りで、リラックスできるテラススペースや集中できる個室ブースも用意。事務備品、ドリンクサーバー、書籍、無人コンビニも完備した。当面は関係各社による実証実験、団体利用に限定している。

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