航空運賃登録システムのATPCO、AWSに移行 主要GDSに続きクラウド利用
2021.09.20 00:00
航空運賃・規則登録システムのATPCO はアマゾンのクラウドサービス「アマゾンウェブサービス(AWS)」を使用し、フライトショッピングと流通プラットフォームをホストする。これにより、航空会社の運賃登録と小売りサービスはアプリを最新化し、航空会社やその他パートナーへの拡大を加速できるとみている。
ATPCO は航空業界で最も古い旅行テクノロジーサービスの1つ。航空会社のコンソーシアムが所有し、所有各社とその他400超の航空会社がGDSなど仲介業者に対し、運賃とアベイラビリティーにアクセスできるようにしている。現在、データベースで2億8900万の運賃を処理しているほか、ルートハッピーの買収に伴い小売りのショッピングテクノロジーも提供している。ジョン・マーフィー最高情報責任者は、「AWS と連携することは、ATPCO がより多くのイノベーションを推進し、技術的負債を削減し、レガシーシステムとインフラの制約から解放されることを意味する」と述べている。
ATPCOのクラウド移行はGDS3社に次ぐ動き。トラベルポートは6月にAWS と契約を締結。セーバーは昨年、グーグルクラウドと流通およびインフラサービスのホスティングに関する10年契約を結んだ。アマデウスも昨年、マイクロソフトと契約している。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「ATPCO SHIFTS INFRASTRUCTURE TO THE CLOUD THROUGH AMAZON WEB SERVICES」
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