主要空港の5月利用実績、コロナ禍の反動増で改善 19年比は97%以上減

2021.09.06 00:00

 法務省の出入国管理統計によると、旅客数上位7空港の5月の利用動向は、コロナ禍の影響を大きく受けた前年同月からの反動で利用者数が大幅に増加した。ただし、19年同月比では90%台後半の落ち込み。新千歳と那覇はいまだ国際線の再開に至っていない。

 利用者が最も多かった成田は日本人出国者が前年同月比4.3倍の1万3939人、外国人入国者が3.3倍の1万713人。しかし、19年との比較では、それぞれ97.1%減と98.6%減と低迷したままで、厳しい状況が続く。他空港も同様の傾向だが、福岡は外国人入国者が前年を8.1%下回った。

 主要4カ国・地域からの入国者数は、中国が前年同月に比べ約4倍の3287人、韓国は約7倍の1970人となった。

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