2021年8月2日 12:00 AM
ブッキング・ドットコムはフィンテック事業を立ち上げた。旅行のプロセスから経済的摩擦をさらに取り除くことが目的だとしている。
フィンテック部門は決済関連プロダクトを統括してきたダニエル・マロビッツ上級副社長が率いる。同氏は、「国境を超えた取引と通貨を超えた取引の組み合わせは旅行市場にとっての問題点であり、われわれにとってチャンスとなる」との考えを示す。「旅行は予約から実際に消費するまでに大きな時間差がある。多くの人が予約と決済を旅行の1年前までに行うため、旅行者と事業者の双方にキャッシュフローの摩擦が生じている。私たちは、すべての者にとって、より効率的で柔軟、なおかつ安全に機能する創造的なソリューションを見つけるよう努めている」と述べている。
なお、ブッキング・ホールディングスのグレン・フォーゲルCEOは決済プラットフォームについて、「コネクテッドトリップ戦略を実現するための基盤」と説明していた。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「BOOKING.COM AIMS TO REMOVE PAYMENT FRICTION THROUGH CREATION OF FINTECH UNIT」[1]
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