北杜市が登山者用タクシー、2次交通整備で来訪者増へ

2021.07.26 00:00

 山梨県北杜市は7月2日、JR小淵沢駅から八ヶ岳・南アルプス甲斐駒ヶ岳などの登山口を結ぶ登山者用のタクシー「マウンテンタクシー」の運行を開始した。約76%が森林で占められる同市は登山者の増加を目的に、アウトドアフィールドへの玄関口となる鉄道駅からの2次交通の利便性を向上させる。情報発信も強化し、登山者サポートを充実させる。

 ウェブサイトからの完全予約制。通常は1台片道約4000円かかるタクシー料金が片道1人1000円で利用できる。環境に配慮し、タクシーはハイブリッド車を使用する。

 人気アウトドアブランドのザ・ノース・フェイスと20年1月に締結した包括連携協定に基づく事業の一環。両者は地域経済の活性化、地域社会の発展を協働で進める。

関連キーワード