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6月の客室利用率40.7%、地域間の回復にばらつき

2021年7月19日 12:00 AM

 全日本ホテル連盟(ANHA)に加盟する135ホテルの6月の平均客室利用率は前年同月比10.7ポイント増の40.7%となった(速報値)。ただし、5月からほぼ横ばいで改善は見られず、コロナ禍前の19年6月(80.6%)とは大きな乖離があり、厳しい経営状況が続いている。

 利用率は地域によってばらつきが顕著で、全国10地域のうち中国・四国・九州は前年同月に比べても低下した。中国は10.7ポイント減の18.8%で最低値。一方、最も高かった北海道は63.6%で21.1ポイント上昇した。東北も16.6ポイント増の62.4%と続いた。

 2大都市圏は東京都が39.7%、大阪府が30.0%と依然として低稼働が続いているが、5月からは10ポイント程度改善している。

【あわせて読みたい】5月の客室利用率34.9%、前月からさらに低下[1]

Endnotes:
  1. 5月の客室利用率34.9%、前月からさらに低下: https://www.tjnet.co.jp/2021/06/21/5%e6%9c%88%e3%81%ae%e5%ae%a2%e5%ae%a4%e5%88%a9%e7%94%a8%e7%8e%8734-9%ef%bc%85%e3%80%81%e5%89%8d%e6%9c%88%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%95%e3%82%89%e3%81%ab%e4%bd%8e%e4%b8%8b/