2021年7月5日 12:00 AM
エクスペディアクルーズは旅行者のニーズを満たすオムニチャネル戦略の推進を目指し、テクノロジーを強化している。その一環として、今後数カ月以内に新たなウェブサイトを立ち上げ、船内プログラムや費用に含まれる内容、寄港地での体験プログラムに関する情報を提供する。クルーズに関するすべてのコンテンツを1つのプラットフォームにまとめ、旅行者が予約したり、オンラインや対面でエージェントとやりとりできるようにする。
エクスペディアクルーズは、旅行コンサルタントをネットワーク化し、フランチャイズ展開している。昨年、ラスベガスのコールセンターを閉鎖して以来、顧客対応はパーソナライズされたサービスを提供し直接やりとりできる地元のリテーラーが担っている。
そのため、同社は旅行者へのパーソナライズしたソリューションに加え、エージェントがエクスペディアグループの全機能をより有効に活用するためにテクノロジーの更新と提供に取り組んでいる。昨年は同社が契約するエージェントを旅行マーケットプレースの「エクスペディアグループパートナーセントラル」に移行開始。今年2月には、エージェントが顧客にオプションの提案を比較しながらできるようにする新しいツールを導入した。
同社のマシュー・アイホルスト社長は、これらの取り組みはすべて、今後数年で業界が回復するのに伴い、北米トップのクルーズ代理店になることを目的としていると述べている。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Expedia Cruises looks to tech in push to be top agency in the sector」[1]
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