4月の百貨店外客売上9倍に 客数もプラス転換、19年比では13%減
2021.06.28 00:00
日本百貨店協会がまとめた4月の外国人観光客の来店動向によると、調査対象88店舗の総売上高は前年同月に比べ9倍の約45億円となった。購買客数は4.7倍の約1万1000人で15カ月ぶりのプラスに転じた。新型コロナウイルスの水際対策の強化により訪日外国人が急減した前年からの反動増。ただ、19年同月との比較では、売上高86.9%減、購買客数97.6%減と厳しい状況が続いている。
売上高の内訳は、一般物品が30億7000万円で前年同月の10倍に拡大し、化粧品やハイエンドブランド、婦人服飾雑貨が上位を占めた。食料品など消耗品は7倍の14億3000万円。
1人当たりの購買単価は92.0%増の40万2000円。17カ月連続のプラスで高止まりしている。
【あわせて読みたい】3月の百貨店外客売上17%増、客数は依然マイナス
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