2021年6月14日 12:00 AM
北海道を拠点とするAIRDO(エア・ドゥ)と九州・沖縄を基盤に路線展開するソラシドエアは22年10月をめどに共同持ち株会社を設立する。両社はその傘下に入り、それぞれ個別の航空運送事業会社として経営の独立性を確保する。経営基盤の強化を図るとともに地域に根差した航空会社の強みを生かし、地方路線を維持する考え。
経営統合の背景には、新型コロナウイルス感染拡大の影響による航空需要の大幅な減少がある。21年3月期決算は最終損益でエア・ドゥが121億円の赤字、ソラシドエアが76億円の赤字に陥った。両社の人材や技術、施設など経営資源を効率的に活用することで費用削減に取り組む。両社とも増資を行い、エア・ドゥは70億円、ソラシドは25億円を7月までに調達する。
協業事業の一環として、共同特設サイトを開設した。7月から両社のポイントとマイル相互交換キャンペーンなどを計画している。
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