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エアトリ、中間期で黒字転換 PCR事業奏功で営業利益20億円

2021年5月24日 12:00 AM

 エアトリの21年9月期中間期(20年10月~21年3月)連結決算は、営業損益が20億100万円の黒字に転換した。前年同期は13億3200万円の赤字。売上収益24.0%減の112億200万円と落ち込んだものの、ヘルスケア事業におけるPCR検査など、コロナ禍で生まれた需要の獲得が奏功した。純損益は12億8600万円の黒字(前年同期は7億4100万円の赤字)。

 売上収益を部門別に見ると、ヘルスケア事業を含む旅行事業は27.3%減の99億3100万円。ベトナムでラボ型開発を請け負うITオフショア開発事業は8.9%減の9億2500万円。一方、M&Aを推進する投資事業は385.9%増の3億4500万円となった。

 海外旅行を除く事業が想定を上回った。なかでも子会社のピカパカが旅行・出張と医療を掛け合わせた包括的な取り組みを行い、提携する医療機関とPCR検査・抗体検査サービスを実施。PCR検査などの需要の取り込みに成功したことが好調の要因としている。