GW国内線、旅客数大幅増 19年には依然とどかず

2021.05.17 00:00

※写真はゴールデンウイーク期間中ではありません

 コロナ下で迎えた2度目のゴールデンウイーク(GW)は、国内線の旅客数が前年から大幅に増えた。座席供給量の増加幅を大きく上回る。ただし、緊急事態宣言の再発令に伴う移動自粛やGoToトラベルキャンペーンの停止継続などによって運休・減便は続いており、19年に比べると座席数・旅客数はともに半数程度にとどまった。

 全日空(NH)は前年の約4.3倍となる87万5218席を供給し、約11.2倍の41万4318人が利用した。利用率は29.0ポイント増の47.3%。しかし、19年比では、座席数が32.4%減、旅客数は63.4%減だった。

 日本航空(JL)も同様の傾向で、ジェイエアなどグループ6社計の座席数は前年比約2.4倍の64万9265席、旅客数は約7.7倍の31万8555人だった。利用率は34.0ポイント増の49.1%。19年に比べると、座席数は31.8%減、旅客数は63.5%減にとどまった。