主要旅行業者の2月取扱額85.9%減、14社が90%以上の落ち込み

2021.05.17 00:00

 観光庁がまとめた2月の主要旅行業者46社の総取扱額は前年同月比85.9%減の426億1553万円となった。出入国制限措置の厳格化により、海外旅行は97.4%減の33億163万円、外国人旅行も97.2%減の2億4202万円と需要がほぼ消失した状況が続いている。国内旅行もGoToトラベルキャンペーンの停止継続が響き、76.6%減の390億7188万円だった。

 すべての企業が総取扱額で前年同月を割り込んだ。14社が90%以上の落ち込み。減少幅が最も小さかったのは京成トラベルサービス(72.9%減)で、富士急トラベル(73.0%減)やイオンコンパス(74.0%減)、西鉄旅行(74.2%減)など、運輸系を中心に9社がかろうじて70%台のマイナスにとどまった。

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