2021年5月16日 12:00 AM
地上交通に押し寄せてきた変動型運賃の波。
ホテルや航空が当事者主導だったのに対し、事業者救済のために導入すべきという第三者の意見が目立ちます。
果たしてどこまで広がるのか。識者に検証していただきました。
異口同音に語られたのは一筋縄ではいかない難しさ。
ただ、名古屋大学の加藤博和教授は、いまほど人が出かけなくなるコロナ後の社会を見据えた活用の必要性を説きます。
そう考えると、同じ公共性を伴っていても、稼ぐという意味で航空運賃の自由度の高さを感じずにいられません。
【特集】
*変動型運賃の波
地上交通への広がりと影響
移動の行動変容がコロナ禍で加速するなか、ダイナミックプライシング(変動型運賃)への注目度が高まっている。ホテルや航空業界が先行するが、ここへきて高速バスに普及し始め、鉄道各社も時間帯別運賃の検討を開始した。この先、地上交通にどう広がり、旅行にどのような影響を及ぼすのか。
▽高速バス、そして鉄道へ
▽導入後の高速バス業界
成定竜一(高速バスマーケティング研究所代表取締役)
▽地域観光への影響予測
村瀬茂高(ウィラー代表取締役)
▽旅行販売への影響予測
高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役チーフ・デジタル・オフィサー)
▽変動運賃は公共交通を救うか
加藤博和(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
誌上採録
*経営者が知っておくべき2020年代の未来
鈴木貴博氏(百年コンサルティング代表取締役)
注目のニュース
日中平和観光、8月末で事業停止
JNTO、オンライン事業を強化
近場の航空路線縮小、欧州で拡大
1月の外国人入国、減少顕著
誌上セミナー
*海外の観光地域づくり
『観光を支援する企業育成と誘致』
コラム
*視座 永山久徳(下電ホテルグループ代表)
:SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
*観光経営の未来シナリオ 清水泰志(ワイズエッジ代表取締役)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*山田静のツレヅレナルママニ
*ビジネスパーソンの日々雑感 鎌田由美子
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