2021年3月22日 12:00 AM
日本航空(JL)とジャルパック、北海道宝島旅行社の3社はコロナ収束後の訪日市場を見据え、持続可能な開発目標(SDGs)を意識した商品開発と販売に関する包括契約を締結した。北海道宝島旅行社は地域の資源はもとより、SDGsにも造詣が深い。9月にアジアで初めて北海道で開催されるアドベンチャー・トラベル・ワールド・サミットを契機に、道内の国立公園や住民の文化、農林水産業がもたらす食や景観など地域資源を生かし、SDGsを意識した商品を開発する。
アドベンチャーツーリズム商品を共同で開発する。アドベンチャーツーリズムはアクティビティー、自然、文化体験のうち2つ以上で構成される旅行形態を指し、欧米の富裕層を中心に一大市場が形成され、日本も獲得に乗り出している。商品の販売形態は JLの訪日ダイナミックパッケージを予定している。
また、共同協業事業として「北海道・宝結プロジェクト」を開始し、大自然や食と人に出会う旅を提供する。観光のみならず、地域の自然環境や基幹産業の発展に貢献する狙い。国内市場も対象で、第1弾として1899年創業の小樽田中酒造の蔵見学や酒仕込み体験などを用意した。
JLでは客室乗務員がふるさとアンバサダーとして出身地の活性化に取り組んでり、北海道旅行の企画やプロモーションに積極的に参加する。
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