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ひがし北海道DMO、新たな流氷観光の感染対策検証 既存商品も改良

2021年3月15日 12:00 AM

新コンテンツとして開発した流氷浴

 ひがし北海道自然美への道DMOは、大自然を生かした冬にしか体験できない観光コンテンツを新たに開発し、その感染症対策を検証するため、モニターツアーを2月13~14日に実施した。コロナ禍後を見据えた取り組みで、開発から10数年が経過した既存コンテンツの改良版についても確認した。

 斜里町ウトロと別海町野付で行われたツアーには、道東在住者4人が参加した。新コンテンツは流氷浴。流氷が接岸した海岸線にデッキチェアを設置し、寝袋に入って流氷を見ながら個の世界に浸るという試み。

 専用のドライスーツを装着して流氷の上を歩く流氷ウォークは既存の人気コンテンツで、一定の距離を保ちながら歩き、流氷原に立って個の自分を感じられる内容にリメイクした。凍った海の上を歩き、平らな地平線を体感できる水平線ウォークも無の世界を創出し、密を極限まで避けた内容に変えた。

 自然にソーシャルディスタンスが取れる優位性とモニターで実施した対策を生かし、コロナ禍後の持続的な観光受け入れ体制の構築に取り組む。

【あわせて読みたい】観光のニューノーマル 地域と挑む新たなカタチ[1]

Endnotes:
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