紋別市の新ガリンコ号就航、流氷観光やイベントクルーズを計画

2021.02.01 00:00

2代目より一回り大きい定員235人

 北海道紋別市の新たな砕氷観光船「ガリンコ号Ⅲイメル」が1月9日に就航した。イメルはアイヌ語で「光」という意味。ガリンコ号はこれが3代目となり、全長45.5m、366トンの3階建てで、2代目より一回り大きい造り。最大速度は1.5倍の16ノットで、より遠くの流氷帯まで到達できる。定員は40人に増えて235人となった。ただし、今シーズンは新型コロナウイルス感染症対策として上限170人で運航する。

 3月末までは2代目と2隻体制で1日最大13便を運航する。4月以降は1日1便でオホーツク海クルーズ、5月末からは人気の釣りクルーズも設定する予定。さらに、各種イベントクルーズや、紋別広域の観光施設を組み合わせた芝桜などの花観光、海明けのグルメツアーも計画している。

 就航に合わせ、同船が発着する海洋交流館も改装し、市内の人気6店舗が集まるフードコートが開業した。

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