2021年1月18日 12:00 AM
新潟県粟島浦村はガバメントクラウドファンディングを活用し、経営危機に陥っている粟島航路の存続に取り組んでいる。ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを12月18日から開始していたが、2週間で目標額の1000万円を達成したため、1500万円に引き上げ、2月19日まで受け付ける。
漁業と観光業が基幹産業の粟島浦村は、粟島港と村上市の岩船港間を結ぶ粟島航路が市との唯一の定期航路。年間約2万人の観光客をはじめ、島外から小中学生が学びに来る「しおかぜ留学」、地元住民の重要な移動手段であるほか、本土からの生活物資の輸送や粟島で獲れた海産物の出荷など、島の暮らしや産業を支えている。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響による観光客激減を受け、運航会社の粟島汽船は経営が悪化していた。
集まった資金は粟島汽船の支援に充て、島民の生活や観光、教育活動の維持のために活用する。
【あわせて読みたい】観光航路の運航要件緩和[1]
Copyright © TRAVEL JOURNAL, INC. ALL RIGHTS RESERVED.