2020年12月28日 12:00 AM
日本と海外を結ぶ旅客便が徐々に回復してきた。海外赴任や母国への帰省などの需要に対応するため。全日空(NH)は1月14日から成田/杭州線、 2月に羽田/ジャカルタ線を再開する。往路のみでは羽田/マニラ線と成田/バンコク線も開始する。日本航空(JL)は12月の羽田/ロンドン線・シンガポール線に続き、3月に羽田/サンフランシスコ線、成田/サンディエゴ線・シアトル線を再開する計画で、北米方面の全地点で運航を再開することとなる。
外資系では、カタール航空(QR)が12月11日に羽田/ドーハ線を週3便で運航再開。シンガポール航空(SQ)は1月18日から羽田/シンガポール線をデイリーで予定している。両社とも成田線を運航しており、羽田線の再開で首都圏からの供給量と選択肢が増える。このほか、スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)が3月から関西/チューリッヒ線の再開を予定している。
供給量の増加は渡航需要への対応に加え、旅客便数の激減に伴い貨物スペースが不足しているなかで堅調な貨物需要に応える狙いもある。
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