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OTOA、海外旅行の早期再開を要望 会員の窮状訴え 

2020年11月23日 12:00 AM

 日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)は11月9日、観光庁に新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書を提出した。観光目的の海外旅行はいまだに再開のめどが立っていない。ツアーオペレーターは中小企業で財務基盤が脆弱なこともあり、経営維持・事業存続が極めて困難な状況に直面している会員の窮状を訴えた。

 要望は5本柱で、政府と関係国との2国間・多国間協議の場で観光交流についても取り上げてもらい、早期に海外旅行が再開可能となるような働きかけを求めた。一部の州や省単位での交流についても再開の対象に含めたい考え。国際的な移動・交流の制約が解除されるタイミングに合わせて、即効性のある需要喚起を目的としたキャンペンーンの実施も要望した。

 さらに、海外との交流が正常化するまでの間、雇用調整助成金の特例措置のさらなる延長や国税等の納付猶予延長、事業者間取引適正化についての働きかけを提案した。