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中部から福島へ初のホープツーリズム、経済団体や自治体が参加

2020年11月23日 12:00 AM

ツアー一行は原発に関連した施設などを視察した

 福島県は中部圏から初となるホープツーリズムツアーを10月末に実施した。フジドリームエアラインズ(FDA)、エイチ・アイ・エス(HIS)、中部国際空港会社との共同企画で、愛知県内の経済団体、自治体職員ら10人が参加した。

 ホープツーリズムは、東日本大震災後の福島のありのままの姿と復興に正面から向き合う人に焦点を当てた学びのツアー。参加者は三春町のコミュタン福島やJヴィレッジなどを視察したほか、福島第2原子力発電所や富岡町の廃炉資料館、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館などを見学し、復興に携わる人たちから直接話を聞いた。

 今回のツアーは、NHK 連続テレビ小説「エール」誘致での連携を機に愛知県と福島県が交流を深めるなかで実現。福島空港の開港以来、中部空港と結ぶ初のチャーター便が運航された。