2020年11月9日 12:00 AM
ツーリズムEXPOジャパン初日に行われたインターナショナル・ツーリズム・フォーラムは「コロナを乗り越え、強靭で持続可能な観光成長をめざす」をテーマに、駐日大使や内外の観光産業の代表者らが意見を交わした。JTBの山北栄二郎代表取締役社長は「旅行前の情報収集から、思い出を持ち帰り次の旅行につなげるまでの一連のプロセスをサイクル化するエコシステム構築が必要」と語り、そのためにデジタル技術の導入や各ステークホルダーとのパートナーシップが重要と指摘した。
ホルヘ・トレド駐日スペイン大使は「すべての危機はチャンスをもたらす。インフラ改善や人材教育、デジタル化を進める好機」と前を向く必要性を強調。ビデオメッセージで参加した太平洋アジア観光協会(PATA)のマリオ・ハーディCEOも観光産業が危機的状況と認めたうえで、「観光の重要性を明らかにする機会でもある」と訴えた。
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