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ガイドのスキルマップ発行、5つの評価基準で品質可視化

2020年10月12日 12:00 AM

 インバウンドガイド協会は、ガイドに必要とされる能力やスキル、知識の行動特性を整理したガイドスキルマップを策定した。ガイドへのインタビューや国内外のガイド資格制度の調査結果などを基に、ガイドとして重要な能力や行動特性などの特徴を抽出し、評価基準を明確に示した。

 評価基準は心構え、基本的素質、コミュニケーション、技術、知識の5グループ、計25の行動特性で構成。自治体やDMOなど地域でのガイド育成ツールとしての利用を促す。スキルマップは協会のウェブサイトから無料でダウンロードできる。

 平塚雄輝事務局長(otomo代表取締役CEO)は「ガイドの質を見える化することで、適正な報酬制度も確立できる」と話し、育成だけでなく評価軸などを多角的に活用できるツールである点を強調した。今後、ウェブサイトでセルフチェックができる体制を整える。英語や中国語での運用も予定しており、グローバルスタンダードを視野に入れた取り組みを行う意向だ。