デルタ航空、NDC開発を一時停止 従来のシステムに集中
2020.10.05 00:00
デルタ航空(DL)は従来の流通システムに集中するため、IATA(国際航空運送協会)が推進する新流通規格(NDC)から転換を図っている。コロナ禍前は航空関連プロダクトを表示・商品化し、NDC 機能を実装して拡張コンテンツを利用できるようにする戦略だった。しかし現在、NDC の実装を一時停止しているという。「コロナ禍、開発リソースの量、そしてNDC にかかる一部混乱のため、既存のエコシステム内で倍増して作業している。既存のインフラで可能な限り最高の仕事ができるようにする」(ジェフ・ロブル・グローバル流通戦略マネージングディレクター)。
専門家は航空業界の回復に最大3年かかると予測しており、航空会社が流通戦略を再考するのは当然のことだ。それでも、エールフランス・KLM グループがアマデウスとのパートナーシップ契約を通じてNDC を追求する計画を発表するなど、他社は引き続きNDC の道を歩んでいる。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Delta pauses NDC development, “doubles down” on existing distribution strategy」
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