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コロナ時代のMICEを提案 都内で対策カンファレンス「再開のモデルに」

2020年10月5日 12:00 AM

ハイブリッド型MICEの事例として最新技術によるライブ配信の手法を紹介

 新型コロナウイルスが収束するまでのイベントのあり方を提示し、再開へのきっかけにしようと、9月17日に都内でSHOWCASE2.0コロナ対策ハイブリッドカンファレンスが開催された。MICE関係企業が主催したもので、出入り口を完全に分けた動線をはじめ、サーマルカメラでの検温、無人受け付け、ソーシャルディスタンスを保った客席配置、感染防止対策ツールの展示などを行い、非接触での運営方法を具体的に提示。イベント関連企業、旅行・宿泊事業者、自治体など700人が来場した。

 倉橋慶次実行委員長(森ビルアカデミーヒルズ事業部フォーラムグループ課長)は冒頭挨拶で、「イベント開催の制限が徐々に緩和されてきたが、まだ民間企業は開催しづらい状況にある。リアルを止めるな、という流れをつくっていきたい」と狙いを説明。前野伸幸プロデューサー(ホットスケープ代表取締役)は、「アイデアを持ち帰ってもらい、モデルケースになれば」と期待を込めた。

 遠隔地で使える最新技術によるライブ配信をハイブリッド型の事例として紹介したほか、イベントの未来を考えるセミナーも実施した。